ことばがおくれてるかなと思うパパママへ③~言葉を育てる遊び~

ことばの育ち

前回までで言葉を育てる為におうちでできることをお伝えしました。

お世話しながらちょっと意識して言葉を掛ければいいんだ、とわかりました。

どうせなら言葉を伸ばすような遊びを知りたい。

基本はお子さんがやっている遊びに一緒に参加することです。

お子さんの発達に適した遊びのコツをご紹介していきますね。

感覚遊び~体を使ったあそび~

●向いているのはこんなお子さん

 まだお話はしない

 指さしもしない

 やってほしい時も物を持ってきたりしない

このようなお子さんには体を使った遊びが一番!!

ポイントは「大人がいないと楽しめないこと」

体を使った遊びって何を思いうかべますか。

僕は「タカイ、タカイ」とか抱っこしてグルグル回る、シーツブランコとかをしています。

※シーツブランコ(タオルブランコ)とは大判のタオルの上に子どもをのせて両端を大人が二人でもって左右に揺らす遊びです。

いいですね。

子どもが一人では成立せず、大人いないと楽しめない、がポイントです。

遊び方のポイントは次のとおり。

ポイント~シーツブランコを例に~

①「ブーランやるよ!」と声をかける。(ブーラン=シーツブランコとわかってもらう為)

②「やりたいひと?」と聞く。(はーいと挙手するようになることを期待。やりとりの成立に繋がる)

③1曲終わったら(10まで数えたら)おわりにする。

④「たのしかったね」(気持ちを共有する)

はじめ→中→終わり

という構造になっているのでお子さんにとってわかりやすい遊びです。

ゆくゆくは、タオルもってきて「やってほしい」という意思表示でもしてくれたらいいな。

そうですね。

そうしたらコミュニケーション力が一歩前進です。

手遊び~動作模倣、音声模倣~

●向いているのはこんなお子さん

 指さしや身振りで自分の意志を伝え始めている。

 大人が歌うと一部を一緒に歌おうとする。時々大人の動きを真似ようとする。

うちの子は「トントントントンあんぱんまん」が好きでした。

結局全部完璧にはできませんでしたが。

一部だけでもマネするって大切です。

「学ぶ」=「まねぶ」という人もいるくらいです。

言葉は大人のマネをして覚えていくんですよ。

ポイント

・ゆっくりしたテンポで歌を進めて、お子さんがついてこれるようにする。

・お子さんの歌い方に合わせて歌う。

・お子さんが好きなところだけ繰り返し楽しむ。

・お子さんができるところで少し間を与える。

例 グーチョキパーで何作ろう?むすんでひらいて、バスごっこ、糸まきなど

いっぱいありますね。

私こんなにできない。

何か1曲でもいいんですよ。

youtubeでもいっぱい紹介されていますので、楽しみながら見てください。

おうちの方が楽しいな、いい曲だな、と思うものがいいと思いますよ。

物を間にはさんだ遊び

●向いているのはこんなお子さん

 ことばを理解する・話すより、見て理解するほうが得意。

 積み木や物を並べる・積み重ねることに興味あり。

 ごっこ遊び・ふり遊びなどイメージを膨らませる遊びはまだ楽しめない。

ひたすら一人で積み木を並べていることが多いです。

最初はお子さんが使う積み木を手渡してあげるとよいです。

一緒に遊ぶきっかけになります。

さらにこんな遊び方がありますよ。

ポイント

 ①交互につむ;順番を学ぶことになります。

 ②積み終わったら「やったー」とハイタッチ;気持ちを共感する経験を積みます。

 ③「3,2,1」で倒す。相手のペースに合わせる練習になります。

交互に積むはまだ難しいみたい。

先日やらせようとしたら、そっぽ向かれちゃって。

ママが「積む」担当、お子さんは「倒す」担当、でもいいですね。

リハビリでは下のようなおもちゃで遊ぶことが多いです。

イメージを膨らませる遊び(ごっこ遊び)

●向いているのはこんなお子さん 〈ここは幅広いです!〉

 ことばの出始め~2,3語文、簡単な会話ができる

 一つの行為だけを再現する→日常生活の流れを再現する→役割を設定して演じる

ポイント

 こんなときは①

チョッキン、チョッキン。

いろいろな野菜をひたすら切ってるだけだな。

同じ動作を繰り返して楽しむ段階。

大人は「なす、チョッキン」「ピーマン、チョッキン」とお子さんの行動をことばにしましょう。

「いっぱい切れたね!」と声をかけてあげると、お子さんもやり取りが楽しめます。

こんなときは②

お野菜チョッキン。

ジュ―ジュ―、混ぜ混ぜ。

切る→焼く。と行動がつながるようになってきたな。

いくつかの行為をつなげるようになってきた段階。

ここも大人はお子さんの行動をことばにしてあげましょう。

大人の言っていることも理解できますが、「これ切ってごらん」などと指図をするとおもしろくなくなってしまいます。

お皿に盛って、いただきまーす。

ぱくぱく、おいし~。

このように、少し広げてみるとよいです。

このようなときは③

今日はピクニックに行きましょう。

私はサンドイッチを用意するわ。

お父さんは飲み物用意してね。

OK。バスケットに入れておくね。

お母さん、サンドイッチよろしく!

何かの役になりきる様子が出てきました。

テレビで見たりや絵本で読んだストーリーを再現することもあります。

お子さんが身近な人の役割に気づいて興味を持っている段階です。

大人は相手役をしっかり演じてあげましょう。

例えばお買い物ごっこなら・・・

いらっしゃいませ。

みかんください。

500円でーす

と、ひとりで演じてしまうことがあります。

大人が相手役をしっかり演じる必要があります。

みかんください。おいくらですか?

ぬいぐるみや人形をお客さんにして、同じ場面を何度も再現するとよいです。

あそびはお子さんにとって言葉を楽しく覚える機会です。

工夫して遊んでみます。

友達とはいつ遊べるんだろう?

これらの遊びを経て、お友達と一緒に遊べます。

おにごっことか椅子取りゲームのようなルールのある遊びへと発展していきます。

参考文献

藤野 博編「障がいのある子との遊びサポートブック」学苑社2008年4月5日

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