見つけよう、あなたにふさわしい学び方 ~限局性学習症とは~

学習障害

限局性学習症とは

このような症状、ないですか?

学校で毎日勉強をしているお子さんから

こんな悩みが聞こええてきました。

漢字の読み方が覚えられない。

実はひらがなも特殊音節(ちいさい「ゃゅょ」)

がつくとすらすらとは読めない。

特に複雑な漢字が覚えられない。

「しまい」って書くとき「姉妹」なのか「妹姉」なのかわからなくなる。

「かお」は「顔」?「頭」?とか。

「けんさ」を「健査」って書いたら×になっちゃった。

文章を読むとすごく疲れる。

どこで切ったらいいのかわからない。

「たまたまみつけた」とみると「たまた」「まみ」「つけた」と読んでしまう。

もちろん内容がわからない。

限局性学習症かもしれません

「LD」とか「学習障害」といわれることもあります。

文部科学省では次のように定義しています。

①全般的な知的発達に遅れはない。

②聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する、のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す。

③障害の原因として、中枢神経系に何らかの機能障害が推定される。

④視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害が直接の原因ではない。

⑤環境的な要因によるものではない。

つまり

皆と同じ方法では学びづらくて何等かの支援を必要としているお子さんのことです。

症状を下のようにまとめてみました。

【限局性学習症の症状】

●特殊音節(小さい「や」「ゆ」「よ」「つ」)が読めない。

●文章の中で単語をまとまりとしてとらえない。

●習った漢字が読めない。

 ・似た形の漢字を間違える。

 ・同じカテゴリーの中で間違える。

 ・訓読みはできるけど音読みはできない。

●習った文字が書けない。

 ・形が取れない

 ・鏡文字なる(習いたての1年生は含まれません)

 ・漢字は当て字を書いてしまう。(やきゅう→矢九)

 ・同じ単語の中でどっちがどっちなのかわからなくなる(兄弟→弟兄)

●長い文章を読んで理解するのが苦手

●計算が極端にできない。

限局性学習症の原因

①形を把握する事、見た情報を理解する事、覚える事が難しい(視覚認知の偏り)
②必要な音を選んで聞く事、聞いて理解する事、覚える事が難しい(聴覚認知の偏り)

③音と文字を結びつけることが難しい(音韻意識の弱さ)

④語彙が足りない

⑤論理的思考が苦手

複雑な形の漢字が覚えられない。

この男の子は視覚認知に偏りがあるタイプと推測されます。

見えている像自体が歪んでいる子もいます。が、本人は「これが普通」と思っているので発見が遅れることが多いです。

お子さんによってはこのように歪んで見えることがあります。

文章を読むのが疲れる。どこで区切ったらいいのかわからない。

この女の子も視覚認知に偏りがあると推測されます。

文章の中で単語を見つけだすことが難しい状態です。

漢字の読み方覚えられない。

特殊音節がスムーズに読めない。

この女の子は音韻意識の弱さが推測されます。

音韻意識の弱さとは

「チョコレート」という文字列を見てすぐに音に変換できない、

又「チョコレート」と聞き「チョコレート」という文字形を思い出せない状態ですチョコレート

論理的思考が苦手とは①

指示語が何をさしているのかわからない状態。

「ケーキを食べた。それはとてもおいしかった」

この「それ」が何を指すのかわからない状態です。

論理的思考が苦手とは②

接続詞がわからない状態。

「ケーキをたべた。しかし…」の後は、逆説がくる

と推測できない状態です。

どうやって学んでいったらいい?

一般的に原因の①~③は認知の偏りなので反復学習では成果が出にくいです。

お子さんの認知の強み(聞くのは苦手だけど見るのは得意とか)を利用し、工夫した勉強方法が必要です。

それでも無理ならICT機器(タブレット端末やPC,デジタル教科書)を使って勉強したり受験する方法も検討しましょう。

次回はそれぞれに適した学習方法をご紹介していきます。

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